【麻雀大会】ZOO心斎橋横断ウルトラクイズ

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すだちの巣麻雀大会『春のパン祭り』『手かせ足かせ』『たこ戦いか戦開戦』で優秀成績を上げた8名の勇者が、9月に更なる勝利者を決定するため、ZOO心斎橋本店禁煙ルームに集結しました。

無料招待、優勝者には1万Gが手渡されるとあって、参加選手たちからも勝負に対する強い意気込みを感じました。

ただ一点、大会の内容について不明なことには不安を感じていた事でしょう。そう、この弥生プロからこのセリフを聞くまでは、

『みんな、アメリカ村に行きたいかー？』

どどどっ！(一同ずっこける音)

そう、すだちの決勝大会は、あのなつかしの『アメリカ横断ウルトラクイズ』をモチーフにした麻雀大会『ZOO心斎橋横断ウルトラクイズ』なのでした。

ちなみにアメリカ村とは、ZOO心斎橋から歩いて数分のところにある、関西で有名なファッション街の事ですよ。すぐ行けるやん！

参加選手のラインナップは以下の8名となりました。

フク田タラオさん、白石卓嗣プロ、ルキアさん、渚の西羅さん、たこたこはっちゃん女流ツアー、フーミ・コシンスキーさん、清原さん、リスさん。

システムは単純です。麻雀大会であり、クイズ大会でもあります。

まず、アガリが成立した時点でその選手には解答権が与えられます。なので、今大会ではロンでもツモでもなく、『ピンポーン』と発声しなくてはなりません。

問題を正解すれば得点が得られ、間違うとその局が終了するまで解答権を失います。

リーチをかけた場合はリーチ料は供託となり、リーチは解除されます。麻雀で戦いながら、クイズをクリアしなくてはいけない、かなり過酷な戦いが予想されました。

システムはまず8名が通常？のクイズ麻雀大会形式で3回戦を行い、そのうち4名が決勝戦へと進出します。

決勝戦で成績をリセットし、ポイント制によるクイズ麻雀バトルを開催いたします。ただし、予選の通過順位によって最初にハンデが与えられるため、なるべく上位で通過した方が有利に働くことでしょう。

今レポートでは試合の展開より、どのような問題が出て、どのような解答を得られたかに注目して、レポートをお送りしたいと思います。

【1回戦】

1回戦はクイズに慣れない参加者の為に、時間内の解答の言い直しをOKにしました。この間に要領を得た選手が2回戦以降を有利に戦えることでしょう。

まずは小手調べの問題。

Q、インターネットのWWWは何の略？

正解は、world wide web

これをさらりと答えたのがフーミ・コシンスキーさん。クイズはかなり得意とみました。

続いて清原さんが華麗なる1発ツモならぬ、1発ピンポン。さて問題、

Q、大きな動物病院で犬を飼っているのは何のため？

『わ、わからねぇ～！』

例え1発ピンポンでも正解しない限りは得点がもらえないのがこの大会のシステムです。

答えは『他の犬に輸血をする為』

まずは一回戦はこのようなドタバタでスタートしたのでした。

(2～3回戦)8人中4名と一見越えれそうなハードルほど、実際は越えるのが難しいのです。

ここから挑戦する彼らにとって麻雀より難しい、クイズの地獄が待ち受けていたのでした。

Q、閑古鳥が鳴く、は何の鳥？

リスさん『キツツキ！』X

正解は、かっこう！

Q、アメリカの象徴、自由の女神は、とある国と大変仲の悪かったどの国から送られた？

はっちゃん『ソ連！』X

正解は、フランス！

Q、英語で雀はスパロー、では鳩はなんという？

ルキアさん『く、クックドゥドゥルドゥー』X(笑)

正解は、ピジョン！

ここからは珍解答集です。

Q山中慎也教授が発見した万能細胞をアルファベット3文字で何細胞という？

はっちゃん『アイピー・・・エフ細胞！』

はっちゃん、惜しい！正解はips細胞。ちなみにはっちゃん、発音をかんだらしいです(笑)

Q記号のビックリマーク、さて英語で何という？

フーミさん『エクスクラリメーションマーク！』

ほぼ合ってますが残念。正解はエクスクラメーションマーク。

Q三大栄養素とは、炭水化物、たんぱく質と、あとひとつは何？

ルキアさん『ビタミン！』X

正解は『脂肪』でしたと聞くと、『ああ、これか！』とお腹をポンと叩いたルキアさんに一同爆笑いたしました。

こんな混戦・激戦を乗り越えて決勝戦に進出したのが以下の4名の方。

1位通過、フーミ・コシンスキーさん
2位通過、ルキアさん
3位通過、フク田タラオさん
4位通過、西澤秀幸さん

最後は早く規定のポイントに達すれば優勝のクイズ王ポイントバトル。初めに1位通過に2P、2位通過に1Pのハンデが与えられて、6Pに達した時点で優勝となります。

ただし、クイズの解答権を得る為には麻雀であがらなくてはなりません。更にポイントは満貫未満は1P、満貫2P、ハネ満3P、倍満4P、三倍満5P、役満6Pと、1発で優勝を決められる大逆転要素も秘めています。

しかし、序盤はクイズ好きの自信の現れから、フーミ・コシンスキーさんが一気に2Pのシュートを決めて、ハンデと合わせて4P獲得。いきなり満貫で優勝の展開を作ります。

ここはフーミさんだけにあがらせてはいけない局面に、そのフーミさんからダブロンならぬ、ダブルピンポンをゲットしたのが、ルキアさん＆フク田タラオさん！さあ、ここから反撃の解答なるか！

Q芋粥、地獄変、藪の中、このタイトルの著書をかいた作家は？

正解は『芥川龍之介』

しかし、これが瞬時に出てこないのがクイズ麻雀の難しさでしょう！

ここは二人がアガリ放棄になり流局となり、最後はフーミさんがホンイツ役牌ドラ1の満貫をツモあがって、さあクイズはどうなった？

『正解です！ついにフーミ・コシンスキーさんが6P達成！優勝おめでとうございます！』

こうして決勝卓はフーミさんの圧勝で幕を閉じました。8人のご参加のみなさま、本当にお疲れさま。

しかし、ウルトラクイズでのフーミさんの強さは本物でしたね。例えばフーミさんへの問題はこちら。

Qでは問題。この三つの内、本当は実在しない正座はどれ？

太陽座
顕微鏡座
羅針盤座

『これはすぐわかります。本当は存在しないのは太陽座です。』

素晴らしい！正解です！

いつの日かクイズ麻雀大会が公式ルール化される時がくれば、ぜひ王座に挑戦して下さいね。もちろんあがった時の合言葉はみなさんで『ピンポーン！』ですよ！

2016年10月28日
執筆者：近野理智男