【麻雀ルール】四川麻雀

特徴

  • 字牌を使わない(数牌108枚のみ)
  • 欠色縛り(1巡目に使わない色を宣言)
  • 3人あがるか、流局までプレイする
  • ノーテン罰符が高い

ルール

10局を1セッションとする。
親決めは出目が最も高かった者とする。
開門のサイコロは1度振り。
出目の和で開門家を決め、小さい目数で取り出す。
※「4・3」なら、西家の3から取り出す。
暗カンは開示する。
チーはできない。
王牌はなし。
カンした場合、ツモ山から補充する。

あがり方に関するルール

4メンツ+雀頭、または七対子形(4枚使いあり)
あがりが出てもゲームを続行し、3人あがるか、流局するまでプレイを続ける。
あがったプレイヤーは「フー」と宣言し手牌を伏せ、終局まで開示しない。
ツモあがりの場合は、ツモ牌を開示しない。
ロンあがりの時はあがり牌を自分の手元へ持ってくる。
上家からあがった場合は手牌の左側へ、対面からあがった場合は手牌の上側へ、下家からあがった場合は手牌の右側へロン牌を公開して置いておく。
ダブロン・トリプルロンあり

あがりが出た場合、次のツモ番はあがったプレイヤーの下家となる。
ダブロンの場合は、振り込んだプレイヤーから見て左回りの二番目にあがったプレイヤーの下家となる。
最初にあがったプレイヤーが次局の親となる。
最初のあがりがダブロン・トリプルロンの場合は振り込んだプレイヤーが親となる。
流局の場合は親を続行する。

欠色縛りに関するルール

配牌13枚を取り終えた時点で、自分が使わない色を決める。
そのうち、1枚を河の第1打の位置に伏せて置く。
親がその牌を開けて第一打として局がスタートする。
子は第1ツモをしてから、伏せた牌を開示する。
ツモらずにポン・カンをした場合も同様にする。
配牌ですでに欠けている色があり、その色を使わない色として指定する場合は口頭で宣言する。
手牌に欠に指定した牌がある場合は必ず切らなければならない。
欠以外の牌を捨てた後に、欠を手出しした場合はチョンボとなる。

役について

役なしでもあがれる
存在する役は9つ

①根(ゲン)1翻
同じ牌を4枚使ったあがり。カンも含む

②大対子(ダードイヅ) 1翻
対々和のこと

③裸単騎 1翻
対々和と必ず複合する。アンカンも副露とみなす。

④清一色 2翻

⑤七対子 2翻
4枚使いの七対子は根(ゲン)と複合し、3翻となる。

⑥嶺上開花 1翻

⑦カンブリ 1翻
カンをしたプレイヤーの直後の打牌であがること。
そのアガリがその局の2番目までのアガリの場合、カンは成立し、局は続行する。

⑧槍槓 1翻
カンは不成立

⑨海底 1翻
ハイテイツモとホウテイロンの総称

フリテンについて

フリテンあり。
同巡内フリテンはあがれない。
ただし、見逃した牌よりもあがり点が高くなる場合は、例外として同巡内フリテンであってもあがれる。

三三三四⑧⑧⑧ ④④④(ポン)九九九(ポン)

二五を見逃した同巡でも四ならアガれる→大対子(トイトイ)になるから。
また、ツモった場合も1底高くなるのであがれる。

点数の清算

アガリとカンにより点数(底:ディ)をやり取りする。

カンについて

暗カンをした場合、プレイ中の(まだあがっていない)プレイヤー全員から2底もらう。
大明カンをした場合、その牌を捨てたプレイヤーから2底もらう。
加カンした場合、プレイ中の(まだあがっていない)プレイヤー全員から1底もらう。
※ただし、手出しによる加カンは得点にならない。

連続カンの直後に放銃した場合は、最後のカンの点数だけがもらえない。
流局時、あがっていないプレイヤーが二人以上いて、ノーテンのプレイヤーにカンの収入があった場合、すべてのカンによる収入を返還する。
流局時、三人があがって終局した場合は、残った一人がノーテンでもカンの収入を返還しなくてもよい。

点数の計算方法

役なしでもあがれるが、役がある場合は基本点の1に翻数分の2を乗じる。
1翻=1×2
2翻=1×2×2
3翻で満貫として打ち切る

ツモあがりの場合は基本点1+1底もらう。
2翻のツモあがりなら、4底+1底=5底オール

流局時

流局時は全員手牌を公開する。
あがったプレイヤーはあがり点、あがれなかったプレイヤーはテンパイについての点数をやり取りする。
3人があがった場合には、最後の一人が欠に関して正しいプレイをしたかを確認する。

あがれなかったプレイヤーを3つの状態に分ける。
有叫(ユージョウ)とはテンパイのこと。
没叫(メイジョウ)とはノーテンのこと。
花叫(ファージョウ)とは、手牌に欠の牌が残っているノーテンのこと。

欠の牌を残してノーテンした場合、有叫・没叫プレイヤーに8底ずつ払う。
あがったプレイヤーへの支払いはない。

ノーテンのプレイヤーは、テンパイプレイヤーに対し、高目で放銃した場合の点数を支払う。
ただし、⑥~⑨の役は計算しない。

※リーチ麻雀にはない考え方

三三三四⑧⑧⑧ ④④④(ポン)四四四(ポン)

でテンパイしているプレイヤーに対し、普通のノーテンのプレイヤーは実際にはない牌の 四で放銃したとして、点数を支払う。
この場合であれば、大対子1翻+根1翻=2翻で、4底の支払いとなる。

ただし、自分の手牌の副露していない部分で全ての牌を使っている場合はノーテンとする。

一一一四四四四⑧⑧⑧ ④④④(ポン) 四待ちだが、この場合は副露していない部分ですべての牌を使っているのでノーテン。
一一一四⑧⑧⑧ ④④④(ポン)四四四(ポン) 同じ四待ちだが、こちらはテンパイ。
一一一四四①②⑧⑧⑧ ③③③③(アンカン) アンカンも副露牌なので、これもテンパイ。

チョンボ

欠の牌を後から手出しする、または欠の牌に対して発声するプレイがあった場合、その時点で終局する。
そのプレイヤーはあがっていないプレイヤー全員に16底支払う。

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