第2回【Eager Cup】の優勝者はこにたんさんです!
おめでとうございます!
大会模様
レポート
2月15日は第2回Eager Cupの開催日。マツオカ本社にて、Eagerのスマートリンクシステムを使用しての、4名4チームの16名による熱き戦いが繰り広げられました。まずはその出場メンバーをご紹介させて頂きます。
★各チームリーダー担当
<マツオカチーム>
★松岡社長、稲岡ミカ、土田小緒里、只野真理子
<白虎杯チーム>
★小室勇人、田村翔梧、今村順平、中村誠志
<最高位&WWチーム>
★坂本健二、元島由晶、元島明子、高根昭裕
<我々クラスチーム>
★バウワーヤマジ、村上公成、こにたん、スパルタンX
前回に引き続き、どのチームも関西で有名な実力者が揃いました。レポート筆者としても伯仲した戦いを期待したいところ。今回は各チームリーダーより意気込みを頂き、試合がスタート。
今大会のテーマはまさに「魅せる麻雀」でした。それではレポートをお送りしたいと思います。
【1回戦】
短期戦で優勝を狙う為には、まずは誰もが飛び出したい。そんな熱気が会場にこもる中、一回戦はプロが魅せた局面が多かった。
1卓で対局の元島明子プロ、7巡目に以下のテンパイ。
ツモ ドラ
まずはテンパイを選びたいところだが、ここからノータイムで打9ピン
最終は6ソウを引き込んで三色ドラ1でダマの選択。これに小室プロが飛び込んで7700は魅せるアガリだった。
ロン
3卓の対局は田村翔梧プロの親番。2巡目から三万ポンの仕掛け。これが6巡目の牌姿。
ポン
ドラ
ドラはないがスピードを感じるタンヤオと発バックの両テンビン。ここでヤマジさんからツモ切りリーチが入ると、並みの打ち手ならば弱気にもなりそうだが、ここから田村プロの攻めが凄まじかった。
発は落とすものの、リーチの現物を仕掛けて、ガチンコ勝負でこの最終形。
暗カン
ポン
ロン ドラ
この3900をきっかけに、ピンフ三色、白ドラ4をリーチであがりきり、一気に30000点の加点に繋がる貴重なアガリとなった。一回戦は田村、中村両プロのトップ並びで、白虎杯チームが一歩リード。煽りを受けたのが最高位&WWチームだがまだ緒戦。ここは奮起して頂きたい。
【2回戦】
2卓で対局、ウェスタンカップ覇者のこにたんさんが熱い。
加カン
ポン
ツモ ドラ
役がない?と思いきや、リンシャンツモはまさに魅せる4000オール。戦艦の主砲が吹くのは好調な証拠。
いぶし銀なのが同卓の今村順平プロ。トップと1万点差の南場の3着。
ツモ
この4ピン残しがプロの意地。ここに9巡目で八万を引く。さすがにここは4ピンを諦めるかは思案のしどころ。しかし、今村プロの選択は打九万。そして、
リーチツモ
手役は見るより魅せるもの。そんな一打でアガリを決めた満貫だった。
1卓の対局では、松岡社長が田村プロと激突。松岡社長が親でチートイドラ2、田村プロのアガリをダブロンではねる活躍を魅せるも、田村プロも粘り強く、勝負にきた村上さんから西ドラ3の満貫をあがる。結果は惜しくも僅差で1位田村プロ、2位松岡社長となった。
2回戦は終わって見れば、中村プロ、田村プロの連勝で白虎杯チームが他チームを引き離しにかかる。それに続くのはリベンジを願う、我々クラスチーム。マツオカチーム、最高位&WWチームは苦戦の結果となった。
【3回戦】
開始時の暫定順位は、首位田村プロ、2位こにたんさん、3位中村プロ、4位松岡社長。
ここで田村プロは2卓。こにたんさん、中村プロ、松岡社長は1卓に集結する。ここで田村プロを押さえたいのが、他軍のチームメイト。マツオカチームの土田小緒里プロが田村プロと満貫の応酬となるも、ここは土田プロの一発が決まり、好調な田村プロを三着に落とした。
一発ツモ ドラ
白熱の1卓は実力が均衡し、中盤は中村プロが微差のリード。しかし、共に好成績の松岡社長と、こにたんさんがそれを阻む。松岡社長が気合いの入ったリーチ!それに対して一切おりない、こにたんさん。最後に海底牌が松岡社長に回ってきた時に、こう呟いた。
「このハイテイでツモれば歴史が変わる!!」
松岡社長のアガリ牌はチートイツの四万単騎!しかし掴んだのは惜しくも真横の三万であった。これがこにたんさんに痛恨の打ち込みとなり、惜しくも決勝卓を逃したが、松岡社長らしい華のある麻雀を魅せて頂いた。
3回戦、最も奮闘したのは7万点越えを果たした小室勇人プロ。11位から一気に中位まで浮上して、白虎杯チームリーダーの面目を保つ活躍を見せた。
【最終戦】
最終戦開始時の成績
一位 中村誠志プロ 193.7
二位 田村翔梧プロ 186.8
三位 こにたんさん 173.7
四位 元島由晶さん 118.7
首位から3位までは各10000点差で着順勝負。4位元島さんだけが首位と7万点の差があり苦しい状況だったが、マイナスから巻き返して来ただけに、勢いが感じられた。
試合はこにたんさんの1300、2600、元島さんの1000、2000で進んだ東3局、親の田村プロの6巡目に以下のリーチが入る。
ドラ
これが惜しくも流局すれば、全員が当たり牌を押さえてのテンパイ。決勝卓のらしい、レベルの高い戦いぶりを魅せてくれた。
元島さんがトップを走る中、南一局一本場は勝負局。まずこにたんさんがリーチ。
ドラ
中村プロも11巡目にこれを追いかける。それでもおりないのが田村プロ。
ポン
ポン
ドラ
しかし、この7ソウが中村プロが通らずも、2600点は致命傷ではない。
南2局、親番を持ってきた、こにたんさんの主砲がここにきて吹く。絶好の5巡目リーチ。
ドラ
六万をツモって4000オール。更に連チャンでタンピンをツモって加点し、ここで優勝に王手をかけた。
2本場、今度は元島さん。
ツモ ドラ
3000、6000。プロを追い込むアガリで追いかける。
田村プロ、中村プロと、こにたんさんとの点差は20000点以上、しかし、諦めたらそこで試合は終わりである。迎えた田村プロの親番。
ドラ
三色とドラのふり変わりに悩むもリーチを選択。これに飛び込んだのが、前に出るしかない中村プロ。まずは裏1で5800。迎えた一本場も中村プロから7700を決めて、土壇場で、こにたんさんを7700圏内に捕らえた。
時間切れで終了を迎えた最終局。ここでまさかの劇的な幕切れが起きた。元島さんから6巡目のリーチ。これが条件を満たさない訳がない!?これを一発で引き入れた瞬間がこちらである。
ツモ ドラ
リーチ一発ツモタンピンドラ3の倍満。さすがに優勝には届かなかったが、わずか積み棒の差で田村プロをかわし、2位を獲得した。
こうして第2回Eager Cupはこにたんさんが優勝。準優勝は元島由晶さんに決まった。結果は残念だったが、田村プロと中村プロには最後までプロらしい意識を魅せて頂いた。同じプロとして、その姿勢には頭が下がる思いだった。
洗練されたEagerのデザインに置かれる麻雀牌は美しい。また、その美しい牌を彩るのも、こうした意識ある試合の結果なのだと思う。そんな、参加選手のみなさまの健闘に感謝をして、このレポートを閉じたいと思う。
ご精読ありがとうございました。
執筆者:近野理智男
2015年02月23日
成績
順位 | 選手 | ポイント |
1 | こにたん | +218.9 |
2 | 元島由晶 | +208.0 |
3 | 田村翔梧 | +200.3 |
4 | 松岡社長 | +171.2 |
5 | 中村誠志 | +165.7 |
6 | 只野真理子 | +158.1 |
7 | 小室勇人 | +154.3 |
8 | バウワーヤマジ | +138.7 |
9 | 今村順平 | +127.1 |
10 | 元島明子 | +125.9 |
11 | 稲岡ミカ | +81.0 |
12 | 坂本健二 | +62.6 |
13 | 土田小緒里 | +58.1 |
14 | スパルタンX | +50.0 |
15 | 村上公成 | +11.3 |
16 | 高根昭裕 | ▲11.2 |
チーム成績 | ||
白虎杯チーム | +647.4 | |
マツオカチーム | +468.4 | |
我々クラスチーム | +418.9 | |
最高位&WWチーム | +385.3 |
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