リアル麻雀を教えたい

麻雀に慣れていないビギナーと一緒に遊ぶ時、いくつか気をつける点があります。
ネット麻雀ではシステムで制御されている部分がリアル麻雀では制御されていないため、トラブルが起きることが多いです。
リアル麻雀中によく起きるトラブルを、ゲーム進行役(以下、リーダー)があらかじめ理解し、ビギナーが快適に麻雀できるように工夫しましょう。

1.配牌時

 4人のプレイヤーで牌を取っていく時が、もっともトラブルが起きやすいです。リーダーは必ず4人全員が所定の枚数を取りきるまで見守りましょう。
 配牌がまだ完了していない段階で、自分の取ってきた麻雀牌を確認するあまり、取り忘れている人に対しては「〇〇さん、4枚取りましょう」のように、配牌を促しましょう。
 ドラ表示牌を開けてもらうのは、配牌が全て完了した後にお願いしましょう。配牌がまだ完了していない段階でドラ表示牌を開けることをお願いした場合、配牌が乱れて対局の遅延に繋がります。

2.局の進行中

 親が第一打を捨てるところからスタートしますが、親がツモってしまう場合があります。気をつけて確認しておきましょう。
 なお、親の第一打につられて、南場がツモらず牌を切ってしまう場合があります。 こちらも合わせて気をつけておきましょう。

 局の進行中では、ツモる位置の間違い・ツモ巡が回ってきたことを忘れている、というようなトラブルが頻発します。その都度、正しい対局進行に戻るよう、お声がけしましょう。

 一度捨てた牌を元に戻すことがあります。そのまま捨ててしまうようお願いしましょう。

 副露手順(①発声・②ターツ公開・③打牌)ならびに、リーチ手順(①発声・②打牌・③1000点棒を出す)をしっかり覚えてもらいましょう。
 なお、副露時にスジ食い替えが発生する可能性があります。気をつけて確認しましょう。

3.あがり発生時

 <ツモの場合>
 ツモ牌を手牌の中に入れてしまう、またはツモ牌を河のエリアに置いてしまう、ということが起きやすいです。

 <ロンの場合>
 ロン牌を自分の手元まで持ってきてしまう人がいます。誰が出した牌なのかわかりやすくするため、置いたままにしておくようお願いしましょう。あがりを確認すると、フリテンになっているケースがあります。あわせて気をつけましょう。

 点棒授受では「払った」「払っていない」「忘れた」というトラブルが頻発します。ひとりひとり、どのプレイヤーが何点払ったかをリーダーが確認しつつ、点棒授受を進めましょう。

4.流局時

 テンパイの者、ノーテンの者をしっかり判断するため、手牌の公開・伏せる行為をしっかりと行ってもらいましょう。
 テンパイ・ノーテンの人数により、点棒授受が変わります。あがり発生時と同様に、どのプレイヤーが何点払ったかをリーダーが確認しつつ、進めましょう。

5.次の局へ進む時

 まだ支払い時の点棒が卓の上に残った場合があります。点棒は取得者に忘れず、持っていってもらいましょう。その時、供託のリーチ棒まで自分のものだと勘違いして持っていく場合があります。供託のリーチ棒は、次の親番の右手元に移動させましょう。その際、必要であれば積み棒も忘れず積みましょう。

 ビギナーは、次の局へ進む時に何をしたらいいのかわかりません。
「スタートボタンを押しましょう」→「牌を落としましょう」→「もう一度スタートボタンを押しましょう」→「サイコロを振りましょう」→「牌を取ってきましょう」・・・と、リーダーがひとつずつ声掛けをしましょう。

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